レイチェル・カーソン北海道の会の学習例会3/26
学習会は15時から17時の2時間程度です。また、17時から19時にかけては、これからの予定についての打ち合わせやご参加の方の自由な話題もいただいての懇談を行っております。学習会だけの参加もできますし、引き続く懇談はその時々のホットな話題もでます。どうぞごお気軽にご参加ください。
日時: 2015年3月26日(木)15時から最長20時まで
場所: 北海道大学遠友学舎(札幌市北区北18条西7丁目)
【 学習会 】
「失われた森」(レイチェル・カーソン遺稿集、リンダ・リア編、古草秀子訳、集英社文庫)
第3部 第30項「環境の汚染[1963]」
解説担当 近藤 務 さん
レイチェルの最後の公演は、1963年10月にサンフランシスコのカイザー財団病院グループが主催した年次シンポジウムで「環境の汚染」をテーマにする基調演説でした。
この章は25ページにも及ぶものです。「臭い物には蓋」、「汚染の希釈」、「なんらかの決定的な事例が発生するまで十分な研究を先延ばしにするなどとんでもありません。そんな証拠が見つかってからでは、もう遅すぎて手の打ちようがなくなってしまいます。」などなど、決定的な事例が発生するまえから当事者は薄々気付いているのに、50余年後の現在まで一貫して状況が変わっていなくて残念です。
近藤さんの熱い想いで、どのようなお話が聞けるか楽しみです。
【 前回の学習例会報告 】 2015年2月26日(木)
共同代表の近藤務さんに学習会報告を書いていただきました。
啓蟄の節気の始まりの日に当たります今日、お元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
いつもご尽力くださいまして、ありがとうございます。
前回の学習会では、講師の方は、真にご苦労様でした。
参加くださいました皆様、ご苦労様でした。
2月26日のレイチェル・カーソン北海道の会の学習の集いのご報告をさせて頂きます。
12名のかたのご参加の下に、意義深い勉強と学習ができまして、大変充実した時間をおくることができました。(2015/03/06)
1. 話題提供:「フッ素の毒性―児童のフッ素洗口、塗布などの危険性について」 木椋とし子 さん
木椋とし子さんが詳しい説明をしてくださいました。その骨子は、以下の様であります。
1)「現在、日本では『虫歯予防』という観点から、いろいろな場面でフッ素が使われています。
2) 教育現場での集団洗口や歯科医での塗布、ハミガキ粉や食品への添加など、幼児期から口にする機会が多い状況です。
3) ですが、WHO(世界保健機構)は1994年に「フッ化物洗口は、6歳未満の子どもには禁忌(きんき)(強く禁止)」である という指針を発表しています。
☆1 今回その危険性を長年にわたり訴え続けられている、和寒町・かたくり歯科医院、清水央雄先生のご好意により、著書「フッ素問題資料集」(自費出版500円)から要点を抜粋された、詳しい資料により、ご説明をしてくださいました。
☆2 あわせて、別の資料も用意してくだり、その概要も紹介してくださいました。
2001年10月14日:ポール・コネット理学博士の東京講演記録抄録
1) フッ素化の虫歯予防効果はほとんどない。
2) 歯牙フッ素症(斑状歯):水道水フッ素化の結果、歯牙フッ素症(斑状歯)が、約30%も発生:一人当たり2本も増加している:3倍も多く発生しているという事実。
3) フッ素は骨に蓄積し骨肉種、関節炎、腰部骨折を引き起こす。
4) 松果体に蓄積(早熟化)、甲状腺機能低下(更年期障害を増加)させる。
5) 脳に蓄積して障害を与える。
☆3 別資料:水野玲子著による健康講座⑪、⑫:出典:食べ物通信2014年10月号・11月号
有機フッ素化合物①:人体に残留し、発達障害の恐れ―こげつかない鍋、防水加工の落とし穴
有機フッ素化合物②:フッ素入りハミガキ剤に要注意!―脳神経に影響、不妊、奇形、がんの原因に
食べ物通信社につきましては:URL(http://www.tabemonotuushin.co.jp/koudoku_annai.html)をご参照ください。
☆4 フッ素中毒症病区(0.61mg/L:推定)での歯フッ素症の有る子供と無い子供の知能指数(IQ)の比較:Fluoride 41(2) p.163 Table3
歯フッ素症なし:平均知能指数:96.79
歯フッ素症有り:平均知能指数:88.67
これらの事実は、私には、衝撃的でありました。参加者一同、事態の深刻さを 痛感しました。
「目から鱗が落ちた」という言葉の通りのようでありました。
話し合いの中で、子どもや孫や次の世代のために、大人が真剣に学び、「フッ素は歯のために、虫歯予防に良いのだ!」という、思い込まされてきたことを改め、可能なことをはじめなければ、という事が、話し合われました。
☆☆☆ これからのことでは、水野玲子氏(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議理事):上記☆3-②から抄録します。
日本では、2003年厚生労働省が「フッ化物洗口ガイドライン』を策定し、フッ化物で口をすすぐことを奨励し、文部科学省や地方自治体などでは、、学校での集団フッ化物洗口が推進されています。さらには、歯科では子供の歯に塗布したり、市販のハミガキ剤にも添加されています。
この動きに危機感を強めた日本弁護士連合会は、2011年、集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」を厚労大臣、文科大臣、環境大臣に提出しました。
が、これに対して、日本医師会と日本学校歯科医会は、従来の「推奨、推進に変わりなし」との見解を発表(2012年7月23日)し、従来の方針がそのまま明記されています。
・・・世界中で、中止が相次ぐフッ素化合物の添加・・・この事実からも、大人 のこれからの行動が、極めて大切であることを痛感いたしました。
☆☆☆ この背景などもふくめ、これからもご教示をお願いいたします。
資料の一部をコピーさせていただき、資料の一部をコピーさせていただき、添付させていただきました。貴重な、お話しをしてくださり、感謝致します。
2.「失われた森」 第3部 第29項「ジョージ・クライル・ジュニアへの手紙[1963]」 解説担当 岡部 賢二さん
本書に沿っての、詳しい抄録をしてくださいました。あわせて、がん、乳がんについて、その特性、治療に関して、新聞記事を克明に集約され、わかりやすく解説してくださいました。
貴重な資料を、コピーさせていただきまして、それを添付させていただきます。
岡部氏による克明な解説からは、いつも感動をいただいております。
1)「少し以前にジェーン夫人を亡くしたバーニィを気遣い、その様子を夫人の姉妹であるケイから聞き、婦人とバーニィとの共著の完成を力づけ、亡き夫人への追憶と敬意から書き始めている。
文章は過不足なく要点をえたものでありながら、無味乾燥な事務的なものでな く、文学的ですらある。
・・・・
それに続く、問題1・・・2・・・3・・・につづく解説は、重い病の進行とそれに伴う苦痛と、その中でのレイチェル・カーソンの冷静で命への真摯な態度と、あわせて他者への深い愛情について、またジェーン夫人との深い友情について、ひしひしと私たちに伝えてくれます。
関連しての詳しい資料をご提供くださいまして、深謝いたします。
学習会等の資料は、宅ファイル便にアップしましたのでダウンロードしてご覧ください。
ダウンロードは2015年03月09日 17時24分まで可能です。ファイルサイズは4.1MBあります。
https://free.filesend.to/filedn_infoindex?rp=fb08a062f92d2468a1cc2e08da6cc6do
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- 2015/03/09(月) 07:33:11|
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