第145回 レイチェルカーソン北海道学習会の案内(2/23)
日時:2017年2月23日(木)15時~17時~(20時)
場所:北大遠友学舎(札幌市北区北18条西7丁目)
内容:
1)取り組みの打ち合わせ。5月25日の記念の集いの準備、これからの学習予定など。
2)話題提供:米道 博 氏
尾本恵一著「ヒトと文明」の紹介
児玉順一著「放射能放射能汚染と化学汚染から生命健康レイチェル・カーソンの遺産
子どもたちのみらいを守るための」の紹介
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前回の例会のご報告
1月26日の第144回学習例会は、12名の参加の下、楽しい集いとなりました。
1)2017年5月25日(木)のレイチェル・カーソン生誕110年記念の集いの準備を切明氏を中心に進めることとなりました。
2)レイチェル・カーソンによる1963年10月の最後の講演「環境の汚染」の最後の一部の解説をさせていただきました(集英文庫「失われた森」p332~336;担当:近藤)。
3)吉田 武氏による話題提供「格差社会」
氏ご自身がまとめて下さいました。下記の文書を、感謝を込めて使わせていただきます>
「<トロイカの功罪>緊縮財政は誰のためか?
2010年春、ギリシャの財政破綻に信用不安がユーロ圏さらにヨーロッパの金融システムを揺るがした。
EU諸国は、ギリシャの財政破綻をうけた回避する為、緊急融資を行いました。
巨額の融資支援を受けたギリシャはトロイカと呼ばれる三つの機関の元で監視、指導される事になった。(IMF、ヨーロッパ銀行、ヨーロッパ委員会)。
トロイカを構成するのは選挙で選ばれない官僚です。
その官僚は国家を替えうる強大な権限を握っているのです。
彼らは、どの国の議会に対しても説明する義務を負っていません。
トロイカの仕事は,その国を債務危機、経済危機から脱出させ、
軌道に乗せることです。そして経済成長を促すのが目的です。
しかし、支援を受けた国の債務は膨らむばかりです。
経済は悪化する一方で、何百万人の人々が失業したのです。
トロイカの支援プログラムには問題があると指摘する経済学者もいます。
トロイカの官僚は、経済危機に陥っている国の首都、アテネ、リスボンで、医療支出をはじめとする公共支出の大幅な削減を指導している。
そのため、大勢の医療関係者などが解雇され、医療システムなど
種々のシステムが機能不全に陥っています。
ギリシャは、何十年にも渡って歳入を大幅に上回る支出を行って赤字財政に陥っていました。
それに対してEUの銀行は、返済能力がないのに、結果も考えず融資をしていたのです。
又、軍事にも大きな財源が当てられ,国民一人当たりの国防費はEUでトップです。
ドイツとフランスは戦車と軍艦を売って莫大な利益を上げていたのです。
ギリシャの巨額の債務の裏には、ドイツと仏国の勝ち国が絡んでいたのです。
ドイツは2兆3000万ユーロ、フランスは2兆7000万ユーロの融資をしていた。
ギリシャが、IMFから巨額の融資を受けていても、そのお金はドイツとフランスの銀行家の手に渡ります。
IMFは、本来、赤字財政に陥った国には融資をしないのですが、返済能力のないギリシャに融資をしたのです。
この融資によって、破綻寸前だった、ドイツとフランスの銀行が救われたのです。
今回のIMFの不透明な融資は大きな問題となっています。
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- 2017/02/18(土) 09:26:05|
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